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地震でわかった土壌汚染:不動産鑑定士嶋内雅人のブログ

https://ameblo.jp/daigotukune/entry-12830171528.html


もう古い話ではありますが、阪神淡路大震災後から約5か月後の1995年6月に日本地質学会環境地質研究委員会の研究者たちが、土壌汚染や地下水汚染の調査のために被災地を訪れました。調査の対象は住宅地を含む194カ所です。

このうち55カ所が有機溶剤によって汚染されていることがわかりました。

特にテトラクロロエチレンによる土壌汚染は、土壌環境基準の3900倍にもなる1リットルあたり39ミリグラムも検出された地点がありました。このようにかなり重大な汚染が進行していることが同年11月になって報告されました。

なぜ、住宅地を含めた市街地が有機溶剤によって汚染されていたのでしょうか。それは、有機溶剤が私たちの日常生活にとって便利で使いやすいため、身近なところで大量に使われているからです。

神戸で検出されたのは、テトラクロロエチレンのほかにトリクロロエチレン、1.1.1‐トリクロロエタンでした。これらは一般に揮発性有機塩素系化合物(VOCs)と呼ばれています。

VOCsは、水に溶けにくい、水より重い、揮発性がある、表面張力が小さい、水より動粘性係数が小さいため水が通らないような微細な隙間でも通っていくという性質を持ちます。

しかも不燃性であるため、溶剤としてきわめて扱いやすいという特徴があります。

しかし、大問題を生む欠点があります。発癌性があることです。

このように便利であるが危険な性質を持つVOCsが、なぜ多くの場所で高い濃度で検出されたのか、2か月後のメルマガでみてみます。


■編集後記■━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………


ここのところ、全国でクマによる被害が相次いでいます。安全なところに住んでいる私は、クマが現れる可能性にある地域にお住まいの方たちを気遣うことしかできません。

さて、ここで気になるのが、クマの「出没」という表現です。ニュースでは、「県内でクマの出没情報3件」などと報じられています。

出没?出てくるのが出で、いなくなるのが没ですよね?出現じゃないの?

話題になるのは、クマが出たということでしょう。クマが出てからいなくなったのが話題ではないはずです。だいたい、仕留められたクマもいます。そんなクマはいなくなることはできません。

どうも、もやもやします。そういえば、同じようにもやもやする表現がありました。

難しいことを評して、「難易度が高い」。

いやいや、それをいうなら難度が高いでしょう。難易度が高いならば、易しいことも難易度が高いになってしまいます。

マスコミが使う言語表現に違和感を覚えることは、私には多々あります。