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自然発生的な地名と管理するための地名:不動産鑑定士嶋内雅人のブログ

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◆―――――――――――― 今回のテーマ ――――――――――――――◆


昔からある地名には、災害を示すものがあります。しかし、最近はその地名が
失われていっています。しかし、それは最近始まったものではありません。

さて、皆様が現在お住まいのところにも、もちろん何らかの地名がついている
はずです。

それは現代においては「住所」と言い換えることができます。住所があること
で、その人がどこに住んでいるのかを把握できるため、郵便物が届くし行政か
らの支援も受けられます。

地名は本来その場所を特定するための固有名詞です。太古では、自然発生的に
地名がつけられて伝承されていきました。しかし、こうした地名の命名法は極
めて主観的であるため、時に食い違いを生むことがあります。

たとえばA村に住む人が村の南側の平地を「南野」と呼んだとします。他方、
この平地の南側に位置するB村に住む人たちにとっては、「北野」であったり
します。

そうすると、「南野」も「北野」も、自分たちの集団の中では地名として共有
できても、A村の人とB村の人が意思疎通をする際には共通の固有地名にはな
り得ません。

昨今問題となっている日本と韓国との間の「日本海≒東海」の呼称問題も、本
質は同じです。

人々が暮らす集団が大きくなければ、それまでのように地名が自然につけられ、
広かっていくことでとくに問題はなかったでしょう。

しかし周辺地域との交流が進み、社会が大きくなってくると、地名を共有する
ために何らかのきまりを設ける必要が生じてきます。

4世紀中頃に大和朝廷が成立して広域支配が始まりました。大化の改新を経て
律令制国家が成立すると、地名の持つ意味も大きく変わっていきました。

律令制では土地も人も支配者(朝廷)に帰属する中央集権体制になるため、支
配者には土地を管理する必要が生じます。

そこで「管理のための」地名が生まれることになります。こうした地名は現代
の行政地名に通じるもので、元来地域限定的な性格が強い自然発生的な伝承地
名に比べると、ある程度大局的な規則性をもって整理されています。


■編集後記■━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………


引っ越しの跡片付けをしていますが、なかなか進みません。

ただ、糸口は見えてきました。必要な雑誌類は、スキャナーを使いPDFにし
て保存することにしました。

ただ、スキャナーで読み込むためには、雑誌類のページをばらばらにするしな
ければなりません。裁断機が便利です。

デジタル化のためには、アナログな道具が必要ですね。