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マンション一室の評価(個人民事再生):不動産鑑定士嶋内雅人のブログ
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│1│ 今回の評価実例:マンション一室の評価(個人民事再生)
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本件は、ある弁護士さんからの依頼です。依頼目的は個人民事再生のための担
保対象不動産の評価です。対象不動産は東京都の市部にあるマンションの一室
です。
一定の金額以下の評価額にならないと民事再生ができません。ところが、同じ
マンション内の専有部分の取引事例は、結構な高額です。取引事例を基礎とし
た比準価格が高く試算されます。
ところが、家賃は結構低い水準になります。これをもとに収益価格を試算する
と当然に低い水準になります。
取引事例は、なんらかの思わくがあってのものかもしれません。
両者を等しく尊重して鑑定評価額を決定しました。これで個人民事再生の手続
きは無事に終了しました。
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│2│ 不動産鑑定評価の知識:資料の収集及び整理
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不動産の鑑定評価の妥当性は、その鑑定評価に採用された資料の如何によって
左右されます。
したがって、資料の収集及び整理は、鑑定評価の作業に十分活用しうるように、
適切かつ合理的な計画に基づいて、豊富に、秩序正しく、かつ誠実に行う必要
があります。
資料は、おおむね確認資料・要因資料・事例資料に大別されます。
次回からは、これらの資料についてご説明します。
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│3│ 編集後記
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無名人のひとりごと(永六輔)より
「よく政府が良識派による第三者委員会のメンバーを選んだりするじゃない。
良識のない連中が選んだ良識人て、大丈夫なのかね」
良識のない連中、そうですよね。裏金とか統一教会とか。