区分所有建物及びその敷地・底地の評価(売買):不動産鑑定士嶋内雅人のブログ|新着情報

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区分所有建物及びその敷地・底地の評価(売買):不動産鑑定士嶋内雅人のブログ

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│1│ 今回の評価実例:区分所有建物及びその敷地・底地の評価(売買)
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本件は、ある銀行からの依頼です。依頼目的は売買です。対象不動産は首都圏
地方都市にある区分所有建物及びその敷地です。

やや変わった不動産です。土地は、個人複数とその関連会社が所有しています。
建物は、区分所有され上記の所有者が所有しています。

さらに、建物の一部は銀行が所有しています。土地の使用権は、借地権です。

おそらく、その銀行が店舗を建てるために土地所有者に話を持ち掛けて建物を
建てるとともに、借地権を取得したのでしょう。等価交換を行ったのだと思わ
れます。

今般、個人複数が所有している区分所有建物及びその敷地、並びに底地を銀行
が買い取ることになりました。

やや特殊な不動産ではありますが、評価は無事に終了しました。この評価額に
よって、売買が行われたとのことです。


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│2│ 不動産鑑定評価の知識:確認資料
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不動産の鑑定評価の妥当性は、その鑑定評価に採用された資料の如何によって
左右されます。

資料は、おおむね確認資料・要因資料・事例資料に大別されます。

確認資料とは、不動産の物的確認及び権利の態様の確認を行う場合に必要とな
る資料のことです。

具体的には不動産の位置の略図、登記簿(謄本・登記事項証明書)、不動産登
記法による地図または地図に準ずる図画(公図)、建物等の配置図、各階平面
図等(各写し)、仮換地証明書・仮換地図、実測図、設計図書、見積書、固定
資産税評価証明書、土地・建物賃貸借契約書等があります。

私も、お客様から鑑定評価の依頼を受けた場合には、これらの書類をくださる
ようにお願いしています。


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│3│ 編集後記
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伝言(永六輔)より

「病院で薬をくれるとき、〈投薬〉と言いますね。
 なんで〈投げる〉なんでしょう。
 せめて、〈渡して〉ほしいなァ」

そうですね。将棋で自分の負けを認めることを投了といいます。投げっぱなし
というと、物事をほったらかしにすることをいいます。なんだか、投げるには
いい意味が無いようにも思われます。

でも、投資はどうなのでしょう。ほったらかしにしていたら、損をするばかり。
投薬・投資、なんでだろう。