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借地権価格の源泉

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◆―――――――――――― 今回のテーマ ――――――――――――――◆


今回のメルマガは、借地権になぜ価格が発生するのかという疑問に対する検討
を行い、また借地権の増減価要因を探ってみます。

前回のメルマガでは、他人の土地を借りてそこに居住している、あるいは事業
を行っているだけなのに、借地権になぜ財産的な価値=借地権価格が生ずるの
かという問題意識を示しました。ただし、これは借地が金銭的な対価を伴って
取引される地城内にあることを前提としています。

そのような取引慣行のない地域では、金銭が支払われないのですから借地権価
格が生じることはないからです。

借地権に経済的な価値が生じる理由は、借地人が過去長期間にわたり支払って
きた地代、そして現在支払っている地代以上に大きな利益が借地人に生じてい
るからです。このような利益がなければ、そもそも借地権が取引の対象とされ
ることはないでしょう。

地代を支払ったとしてもそれ以上の価値が生じるならば、借地権を購入するこ
とは経済的合理性に合致します。

借地借家法が適用される借地契約では、借地人は用法違反や地代不払い等の債
務不履行がない限り、期間が満了したという理由で契約を解除される可能性は
きわめて低いです。

地主から仮にそのような申し入れがあった場合でも、地主に正当事由がない限
り、契約は更新されます。これは法定更新と呼ばれ、借地借家法が地人を保護
している代表例です。

不動産鑑定評価基準では、以上述べたことを次のように規定しています。

借地権の価格は、借地借家法(廃止前の借地法を含む。)に基づき土地を使用
収益することにより借地人に帰属する経済的利益(一時金の授受に基づくもの
を含む。)を貨幣額で表示したものである。

このように、借地借家法が借地人の地位を保護のすることにより借地人に発生
している経済的利益を、金額に換算したものが借地権の価格ということになり
ます。


■編集後記■━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………


ついにカルビーのポテトチップスの包装が白黒になりました。ナフサ不足がひ
たひたと忍び寄っています。

ホルムズ海峡が封鎖されたままですので、解決するのはまだ先になりそうです。

ところで、日本の原油輸入の95%程度は中東に依存しています。こういう構
造ですので、ホルムズ海峡封鎖という事態が生じると、日本はいっぺんに窮地
へと追い込まれます。

オイルショックで日本経済が大混乱しがあった1970年代の中東への依存度
は、80%程度でした。今より低かったのですね。

その後リスクを分散させるようになり、一時は70%へと下がりましたが、そ
の後上昇し、現在に至ります。

これでいいのでしょうか。アジア太平洋戦争開戦のきっかけは、アメリカが日
本に対して輸出を取りやめたことでした。当時の日本は、原油・石油関連製品
の80%をアメリカに依存していました。