◆―――――――――――― 今回のテーマ ――――――――――――――◆
近所の大きな土地で工事が行われている。それは開発許可を受けた工事かもし
れません。
一定の大きさの土地に、一定の大きさや用途の建物を建てようとする場合には、
都道府県知事等の開発許可を受けなければなりません。
開発許可を申請する場合には、あらかじめ、開発行為に関係のある公共施設の
管理者の同意を得なければなりません。
また、この開発行為によって設置される公共施設を管理することとなる者と協
議しなければなりません。建物が建つことによって、人や自動車の出入りが多く
なるからです。
公共施設とは、道路・公園・下水道・緑地・広場・河川・運河・消防用の貯水
施設をいいます。
公共施設は、原則として地元市町村の管理となり、その土地は、原則として開
発許可を受けた者が無償で提供します。
開発許可については、都市計画法33に許可基準が定められています。
許可基準は、開発行為の目的・用途によって適用される項目が異なります。
また、市街化調整区域で開発許可を受ける場合には、特別の許可基準がありま
す。
市街化調整区域では原則として建物を建てることができませんから、より
厳しい基準が定められています。
2000年の改正では、地方公共団体の条例によって基準を強化または緩和
できるようになりました。
開発許可後の建築は、市街化調整区域では厳しく制限されます。しかし、市
街化区域では、許可区域外と同様に建ぺい率・容積率・用途等の制限が課さ
れます。
また、開発区域内の土地では、工事完了公告があるまでは、建物を建てるこ
とができません。
開発許可権は、都道府県知事にあります。ただし、政令指定都市・中核市・
特例市については、その市長にあります。また知事から、市長やその都道府
県の事務所長に権限の移譲・委任がされている場合があります。
■編集後記■━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
元プロレスラーのドリー・ファンク・ジュニアさんがなくなりました。85歳
でした。プロレスラーとしては長生きだったでしょう。
ドリーさんのファイトスタイルは、まさに正統派。テクニックで相手を圧倒す
ることができるプロレスラーでした。
しかし、圧倒するだけではありません。4年間以上もNWA世界チャンピオン
の座を維持したのは、相手を光らせる技量があったからです。チャンピオンは、
アメリカのみならずカナダや日本など各地に遠征し、地元のエースの挑戦を受
けなければなりません。
タイトルマッチでは、力量の差があったとしても、相手を圧倒して勝ってはダ
メです。相手のいいところを引き出して、俺たちのエースは次に闘えば勝てる
のではないかと、観客に思わせなければなりません。それが興業ですから。
他方、仕掛けてくる相手にはきっちりやり返す。それが世界チャンピオンです。
私が思い出すのは、やはり元NWA世界チャンピオンの故ハーリー・レイス氏
との一戦です。
およそ50年前、私が高校生のころに、会場で観戦したことがあります。二人
の対戦はメイン・イベントの30分一本勝負でした。
じっくりとしたグラウンドレスリングの応酬から、レイス氏がフライング・ヘ
ッドシザーズを仕掛けます。そこから試合が動きました。静かだった会場から、
一転して歓声があがります。
大技の応酬ななかで、終了のゴングが鳴りました。二人の元世界チャンピオン
は、その日の興業を見事に締めくくりました。
テクニシャンとして一番印象に残ったプロレスラーは、私にとってドリー氏で
した。ありがとうございました。安らかに。